マスクが消える…認知症で起きる理由と対処法(盗まれたと思って隠してしまう)

介護の豆知識

「マスクがない…また消えた」

朝の忙しい時間に限って、こうなります。

探していると、義理の母がぽつりと一言。

「盗まれるから、隠したの」

でも、その場所はもう分からない——。

こんなこと、ありませんか?


ある日の出来事

外出前、いつもの場所にマスクがない。

「あれ?」と思って探していると、

「盗まれるから隠したよ」と。

安心したのも束の間。

「どこにあるの?」と聞くと、

「それが分からないの」

正直、「またか…」とため息が出ました。


実はこういう流れで起きています

この出来事、バラバラに見えますが
実はちゃんとした“流れ”があります。

① マスクを毎日使っている

普段通り、マスクは使っています。

② 使ったことを忘れる

使った記憶が残らず、

👉「使っていないはず」と感じます

③ 実際には減っている

使っているので当然減っています。

でも本人には理由が分かりません。

④ 減っているのを見て「盗まれた」と思う

理由が分からない不安から、

👉「誰かに取られた」と感じてしまいます

⑤ マスクを隠す

「これ以上盗まれないように」

👉 自分で守ろうとして隠します

⑥ 隠した場所も忘れる

ここが一番困るポイントです。

👉 隠したことは覚えている
👉 でも場所は思い出せない


つまり「マスクが消える」

この一連の流れの結果、

👉 マスクが突然なくなったように見える

状態になります。


対策方法(ここが一番大事です)

この問題は「やめてもらう」ことは難しいです。

なので、

👉 “なくなっても困らない仕組み”を作る

これが一番現実的でラクな対策です。

① 否定しない(まず土台)

「盗まれるわけないでしょ」は逆効果です。

  • 「心配だったんだね」
  • 「ちゃんと守ろうとしてたんだね」

👉 不安を下げることが最優先

② マスクの“定位置”を固定する

  • 玄関のカゴ
  • 専用ボックス

👉 毎回同じ場所にすることで安心感が出る

③ 「見える+触れる」状態にする

完全に隠すと忘れます。

  • 半透明ケース
  • フタなしのカゴ
  • ラベル付きボックス

👉 見えることで「ある」と理解できる

④ 小分け運用にする(かなり効果あり)

これが実用的です。

  • 1日分だけ出す
  • 小袋に分ける
  • 玄関に3〜5枚だけ置く

👉 減りすぎを防げる+安心感アップ

⑤ ストックは“別管理”にする

ここが重要です。

  • 本体とは別の場所に保管
  • 見えない場所に予備

👉 隠されても困らない

⑥ “なくなる前提”で考える

これが一番気持ちが楽になります。

  • 安価なマスクを使う
  • 多めにストック
  • 探さない前提で運用

👉 ストレスが一気に減ります

再発防止の考え方

この問題は、

👉「説明して理解してもらう」では解決しません

なぜなら、記憶が残らないからです。

だからこそ、

👉 環境と仕組みで解決する

  • 探さなくていい状態
  • なくなっても困らない状態

これを作るのが一番ラクです。


正直な気持ち

「さっき言ったのに…」

「また隠したの?」

何度も思います。

でも、

👉 本人は“守ろうとしているだけ”

なんですよね。

そう思えると、少しだけ気持ちが軽くなります。


まとめ

  • マスクが消えるのは一連の流れがある
  • 「使ったことを忘れる」ことが原因
  • 不安から「盗まれた」と感じる
  • その結果、隠して場所を忘れる
  • 対策は“仕組み化”がカギ

「またか…」と思ったときに、
少しでも気持ちが楽になれば嬉しいです。

無理しすぎなくて大丈夫です。

以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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