認知症で同じ物を何個も買う理由|スーパーでの困った行動とやさしい対処法

介護の豆知識

スーパーに一緒に買い出しに行ったときのことです。

買い物カゴを見ると、同じ商品がいくつも入っていました。

「あれ?これさっき入れたよね?」と思いながらも、
何も言わずに様子を見ていると、また同じものを手に取ってカゴへ。

そのとき、なんとなく気づきました。
「これは忘れているだけじゃないかもしれない」と。


「また同じもの…」と思ったときの正直な気持ち

正直、最初は少しイライラしました。

・さっき入れたのに
・なんで気づかないの?
・何回同じことするの?

そんな気持ちが一瞬よぎります。

でも同時に、
「認知症だから仕方ない」と頭では分かっている自分もいて、
なんとも言えない気持ちになりますよね。


なぜ同じものを何度もカゴに入れてしまうのか

これは単なる「物忘れ」だけではありません。

主にこんな理由があります。

① 見たものを覚えていられない

さっきカゴに入れたこと自体を覚えていません。
目の前にある商品を「初めて見た」と感じています。

② カゴの中の情報を整理できない

「何を買ったか」を頭の中で整理する力が弱くなっています。

そのため
👉 カゴの中を見る
👉 同じ物に気づく

という流れがうまくできません。

③ “必要そう”という感覚だけが残る

「これは必要なもの」という感覚は残っています。

だから見るたびに
👉「買わなきゃ」と思ってしまう

という状態になります。


我が家でやってみて楽になった対処法

いろいろ試してみて、少し楽になった方法を紹介します。

① さりげなくカゴを整理する

本人に指摘せず、こっそり調整します。

・同じ物を戻す
・1つだけ残す

これだけでもストレスが減ります。

👉 ポイント
「間違いを正す」より「流れを整える」


② 役割を変える

買い物の役割を少し変えました。

例えば
・カゴを持ってもらう
・商品を選ぶのは自分

これだけで、同じものを入れる回数が減りました。


③ カゴの中を一緒に確認する

「これもう入ってるね」と優しく共有します。

責める言い方ではなく
👉 一緒に確認する感覚

これが大事です。


④ 買い物時間を短くする

長くなるほど混乱しやすくなります。

・必要なものを決めてから行く
・サッと終わらせる

これもかなり効果がありました。


再発を防ぐためのちょっとした工夫

日常的にできる対策です。

・買い物リストを作る
・1つずつチェックしながら進む
・同じ商品はまとめて置く

「目で見て分かる状態」を作るのがポイントです。


最後に

同じものを何度もカゴに入れる姿を見ると、
どうしても戸惑いますよね。

でもそれは
👉 「わざと」ではなく
👉 「できなくなっている」だけ

なんだと、少しずつ理解してきました。

完璧に対応しようとすると疲れてしまいます。

なので我が家では
👉 気づいたらそっと調整する

くらいのゆるさでやっています。

「またか…」と思ったとき、
少しでも気持ちがラクになれば嬉しいです。

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