認知症で「泊めて」と言う理由|夜に不安になる原因とやさしい対処法

介護での出来事記録

21時ごろになると、同居している認知症の義母がこう言ってきます。

「今夜、泊めてくれない?」

…え?ここ、家だけど?

最初に言われたときは、正直びっくりしました。
でも今では、「あ、またこの時間か」と思うようになりました。

この記事では、同じような状況で悩んでいる方に向けて、
なぜこの発言が起きるのか少し楽になる対処法をまとめています。


「またか…」と思う夜のやりとり

夜、テレビを見て落ち着いている時間。

突然、義母が不安そうな顔で言ってきます。

「ここに泊まっていいの?」
「迷惑じゃない?」
「一晩だけでいいから…」

さっきまで普通に過ごしていたのに、
急に“よその家にいる人”のような発言。

最初は戸惑いと驚き。
そして何度も続くと、正直こう思ってしまいます。

「また同じこと言ってる…」

でも同時に、
「強く言ったら不安にさせるよな…」と葛藤も出てきます。


なぜ「泊めて」と言うのか?(原因)

これは認知症の中でもよくある症状のひとつです。

ポイントは以下です。

① 場所の認識があいまいになる

自分の家にいる感覚が薄れ、
「ここはどこ?」「帰る場所は?」という状態になります。

② 夜は不安が強くなる

夕方〜夜にかけて、認知症の症状が強くなることがあります。
(いわゆる“夕暮れ症候群”)

③ 「迷惑をかけたくない」という気持ち

本人は混乱しているだけでなく、
「ここにいていいのか?」という遠慮も感じています。

つまりこの言葉は、

👉 「安心したい」というサイン

でもあります。


実際にやって楽になった対処法

私が試して、少し楽になった方法です。

① 否定せず、安心させる

NG:
「ここ家でしょ!何言ってるの」

OK:
「もちろんいいよ、ここは〇〇さんの家だからね」

👉 正しさより“安心”を優先


② 「泊まる前提」で会話する

「泊めて」と言われたら、

👉「いいよ、ゆっくりしてね」
👉「今日はもう遅いからここで休もうね」

と、受け入れる形にします。

説得しようとすると逆に不安が強くなります。


③ 視覚で安心させる

・部屋の写真
・家族写真
・「自分の家」と分かる目印

これを見せると、
ふと落ち着くことがあります。


再発をラクにするコツ(仕組み化)

毎回同じ対応を考えるのはしんどいので、
「パターン化」すると楽になります。

例えば、

・返答を決めておく
・写真をすぐ見せられる場所に置く
・夜のルーティンを固定する

👉 考えなくても対応できる状態を作る

これだけで、気持ちの負担がかなり減ります。


正直な気持ちも大事にしていい

何度も言われると、

・イライラする
・疲れる
・優しくできない日もある

これ、すごく普通です。

むしろ、毎回優しく対応できる人の方が少ないと思います。


まとめ

夜の「泊めて」は、

👉 不安のサイン
👉 安心したい気持ち

無理に正そうとせず、

✔ 安心させる
✔ 受け入れる
✔ パターン化する

これだけで、少し楽になります。


「またか…」と思ったときに、
この記事を思い出してもらえたら嬉しいです。

無理しすぎなくて大丈夫です。

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